先日、会社に対するウェブ上の書き込みに関して相談がありました。
ウェブ上の書き込みは匿名性が高いことから、十分な根拠もなく、真実とは異なる書き込みも散見されます。
そのような書き込みは、ウェブ上では半永久的に保存されてしまうことから、放置しておくと企業の信用に対する影響も大きくなってしまいます。
そのため、上記のような書き込みを発見した場合、会社の信用毀損を最小限に抑えるため、まずはプロバイダに対し、早急に削除を求めることになります。
また、悪質な書き込みに対しては、プロバイダに発信者情報の開示をしてもらった上で書き込み者を特定し、損害賠償を請求するという対応も必要になってくるでしょう。
この点、書き込み自体の削除に関しては、現状としてはプロバイダも比較的柔軟に対応してくれるようです。
他方、発信者情報の開示に関しては、個人情報保護の観点から、プロバイダによる任意の協力はあまり期待できないようです。
プロバイダによる任意の協力が得られない場合、最終的には仮処分や訴訟提起等により対応することとなります。
いずれにせよ、会社の信用を守るため、上記のような悪質な書き込みに対しては早急な対応が必要となりますので、よろしければご参考にして頂ければと存じます。
会社に対するウェブ上の書き込み
