先日、顧問先の社長より、「相続について、特別受益の持戻し免除という制度があると聞いたのですが、どのような制度でしょうか。」との質問を受けました。 まず、共同相続人の中に、生前贈与を受けたり、遺贈を受けたりした人がいる場合
所有者不明土地管理命令
先日、「顧問先より、所有者不明土地に関する法改正があったようですが、どのような制度ですか。」との質問を受けました。 この点、大きな社会問題の1つとして、相続登記等がされていない土地等が散見され、所有者不明であることから、
相続人に対する株式売渡請求
今回は、「相続人に対する株式売渡請求」についてです。 先日、顧問先より、「少数株主において相続が発生した場合において、株式を回収するためには、どのような方法があるでしょうか。」との質問を受けました。 一つの方法として、相
配偶者への特別受益(改正相続法)
今回は、「配偶者への特別受益(改正相続法)」についてです。 先日、顧問先より、「相続人に生前贈与したとしても、死亡後には特別受益として結局相続財産として扱われてしまうと聞いたのですが、本当でしょうか。」との相談を受けまし
自筆証書遺言の保管制度(改正相続法)
今回は、「自筆証書遺言の保管制度(改正相続法)」についてです。 先日、顧問先より、「遺言の保管制度ができたという話を聞いたのですが、どのような仕組みなのでしょうか。」との相談を受けました。 現時点においても、公証役場で作
配偶者居住権(改正相続法)の資産価値
今回は、「配偶者居住権(改正相続法)の資産価値」についてです。 2020年4月施行の改正民法について、不動産関連のご質問が増えていますが、相続法についても、既に施行されているものも含めて順次改正法が施行されます。 今回は
事業承継と株式共有
今回は、「事業承継と株式共有」についてです。 中小企業を事業承継する際に、株式の共有概念において、非常に誤解を生みやすい点がありますので、以下骨子を解説させて頂きます。 例えば、父親が60%の株式を所有して、事業承継予定
会社の解散の訴え
今回は「会社の解散の訴え」についてです。 顧問先より、「株主同士で仲違いしてしまって、業務決定が全く進まないのですが、何か良い手段はありませんか。」と相談がありました。 創業社長の死亡に基づく相続によって、お互いに半分の
相続の特別受益
先日、顧問先の社長Bより、相続に関して、 「生前私の父Aが、私の息子Cに対して現金を贈与しましたが(祖父Aから孫Cへの贈与)、父Aの相続では特別受益とは扱われませんよね。」 と相談がありました。 以下、祖父(被相続人)を
投資信託満期償還金の相続分
今回は、「投資信託満期償還金の相続分」についてです。 顧問先の取締役の方から、「故人の投資信託満期償還金について、遺産分割協議が終わる前に共同相続人の1人が法定相続分だけを引き出せますか。」というご相談を受けました。 投
養子の代襲相続
先日、顧問先の社長から相続について相談を受けました。 その際、養子縁組と代襲相続という2つの法的問題がありました。 まず、代襲相続とは、相続開始があった時点で、相続人である子が既に死亡している場合、死亡してしまった子に「
遺言と無効行為の転換
先日、顧問先より遺言書に関するご相談を受けました。 遺言書は民法で厳格な方式が定められており、日付や署名押印がなければ無効となってしまうことが原則です。 そのため、遺言に関する相談を受けた場合には、自筆証書遺言ではなく、
6、非上場株式の相続
非上場企業の経営者が死亡され、所有していた株式が相続の対象となった場合、相続税の支払手段等が問題になることが多くございます。 すなわち、非上場企業の場合、株式の評価額算定が困難であり、簡単に売買することができません。 そ